■“数学的に正しい麻雀”に挑戦
縁あって、ここ市川屋さんのサイトで、麻雀の数学的側面についての連載をする事となりました。
よろしくお願いいたします。
昨今は、ネット麻雀がかなり普及し、それに伴って今までは把握できなかった数千局〜数万局以上のデータも蓄積できるようになってきています。
しかしながら、実はこれらのデータはあくまでも「人が打った結果」でしかありません。
例えば、「天鳳」という有名なネット麻雀サイトがありますが、ここのデータでは、
初心者卓では、「イーペーコー」と「三色同順」がほぼ同じ割合で出現しています。
しかし上級者卓では、三色の方がイーペーコーの約2倍近い出現率となっています。
これは何故でしょうか?
理由はカンタン。
上級者はイーペーコーはあまり狙わないが、三色同順はよく狙うからです。
逆に言えば、
「三色同順」をより狙う人は、麻雀が上手い
とも言えそうです。
でも、本当にそうでしょうか?
もし、確率的にはイーペーコーも三色も同じやりやすさ/同じ効果
であったとしたら?
もしその場合は、初心者の方がより数学的に“正しい”打ち方をしていることになります。
実際にはそういうことは無いのですが、これは天鳳のデータだけでは証明できません。
本当は、どういう麻雀を打てば、もっとも数学的に“正しい”ことになるのか?
これを考えるためには、何万人もの人が実際に打った「結果」ではなく、
数学的に正しい答えを算出する必要があるのです。
この連載では、無謀にもこれに挑戦していこうと思っています。
既に、幾つかの手法により、統計的なデータを利用した[結果麻雀]とは異なる結論も得られており、
単なる「デジタル麻雀」というだけではなく、より麻雀の本質に迫っていけるのではないかと
考えています。
あくまで個人で、しかも多くは手計算で(!)やっていることですので、
間違いも多くあるかと思います。
そんなときは、どうぞ遠慮無く叱責罵倒のメールを下記までお送りください。
読者の方々とより洗練された“正しい”理論を構築していければと思っています。
では、これからよろしくお願いいたします。
■ご意見、叱咤激励は、下記メールアドレスの宮崎優二まで