■マッドマックス　怒りのデスロード　[2015　米]　☆☆☆

昔を知ってる人も、最近の人も、ウワサを聞いて期待して観に行って
期待通りのド迫力満載の超アクションで、おなかいっぱいになって帰ってきたのに、
またすぐに観に行きたくなってしまうような、超々カーアクション爆裂ヘビメタ大映画！　といった感じだろうか。（笑）

本当にももう、なんと言っていいかわからないくらいの大迫力カーチェイス＆アクション大満載。
この映画のアクションで満足しない人は、たぶん世界中にどこにもいないでしょう。

しかし、今後のアクション映画のハードルをこれまたとてつもなく高いレベルに上げてしまったものだ。
これじゃあ、そんじょそこらの仕掛けじゃ、まった太刀打ちできないじゃないか。
一体、何百億かけて撮らなきゃいけないんだろう？
なんだか、この後のアクション監督が可哀想になってくるくらいの超ど迫力である。
有史以来の史上最高のカーアクション映画に間違いがない。

そして、この映画は、絶対に映画館で観るべきもの。
たぶん、いくら大金持ちで自宅の画面がいくら大きくても、楽しみは数十分の一以下になってしまうだろう。
音楽も迫力満点だし、ギターやばーちゃん他、大笑いできる箇所もあってめっちゃ楽しいwww
絶対に大画面×大音響でど迫力で観ないととても後悔する映画である。
（そういう意味では「ゼログラビティ」と同じ系列の映画だ。）


ただ、映画全体としてみるとアラはいくつかあって。
シャーリーズ・セロンは良いけど、主役の男の方が演技ヘッタクソ。
決めゼリフなのにイマイチ決まらないとか、さらには、感情や葛藤が今ひとつ伝わってこないとかいろいろで、もう。
あとは、個々の女性や敵の脇役ボスが今ひとつキャラが立ってないとか、
音楽のメインフレーズがあまり決まってないようで今ひとつ印象に残るメロディラインが無いとか、
弟や、少女のエピソード、ちゃんと回収しろよ、とか、、、、、

まあ、いろいろあるけれどもそれを含めて大アクション映画の傑作だろう。
少しのＢ級っぽさが、またこの映画の味でもあるわけで。

なにはともあれ、映画館での上映機会を逃す手はありません。
今すぐ、映画館へ。

　　　『観て絶対に損はしない映画。』