■ミッション・インポッシブル ローグネイション ☆☆
言わずと知れたシリーズ5作目、通称MI5。
結論から言えば、凡庸。
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2
の順番だろうか、このシリーズの出来は。(上が◯、下が×)
オープニングで例の飛行機のシーンが流れるから、本編ではそれ以上のものがあるんだろうな!
と期待するも、バイクのシーンが良かっただけで尻切れトンボ。
全体的にテンポは悪いし、ムダに長尺だし、笑いは中途半端、アクションはショボイ、
で正直、シリーズワーストでもおかしくない出来では無いだろうか。
トムはオープニングの飛行機のシーンで燃え尽きちゃったのかな?
そもそも今回の映画は、各員のモチベーションがあまりにも低い。
トムが長年の?敵である「シンジケート」を追っている、というだけで、
他のメンバーは仕事でもなければ、トムに協力する強いモチベーションがあるわけでも無し。
無償で協力させるならば、そういう強い「絆」を表現するプロットが必要だったがそれもない。
それだけ、シナリオの練り込みが足らず、構成・細かいプロット共に凡庸な出来ということである。
ヒロインも、セガール並みに強いがセクシーでも可愛いわけでも色気を振りまくわけでも無く、
女としても微妙な表現なのに、イーサンにはセリフ上はこなかけている、という中途半端さ。
トムもトムで、なびきそうになるわけでもなく、邪険にするわけでもなく、好意を抱くわけでもなく、、、
MI4で一躍脚光を浴びたベンジーの出番が増えたのはいいが、
このキャラクターの実力を発揮させているとは言えず、お笑いも中途半端で消化不良。
ブラント(ジェレミー・レナー)は、中間管理職になっちまって動きやしないし、
デブはデブでお飾り程度、USBをカナヅチで壊すだけ。
しかもキャラ設定で致命的なのは、敵役と英国諜報部のキーパーソンが、
キャラが被っていてなんか意味があるのか? と思わせるムダな効果を出してしまっている。
せめて、メガネを取れば良かったのに、あんなに似せることになんの意味があるんだろうか?
細かい演出でも、「クツ!」はなんかの伏線のように思えるクローズアップぶりだが、
結局回収はされず、USBのコピーなど、細かいつじつま合わせも行き当たりばったりで感心しない。
そして、シナリオもひどいがアクションも残念な出来。
オープニングと水中のシーンは、予告編やトレイラーで見た以上のものはない。
後半の、バイクのシーンは良かったが、ここもいろいろ問題はある。
せっかくのアクションシーンなのに、前半にまったく音楽が入っていないのだ。
ここは、いつもテーマソングで盛り上げるべき箇所。
バイクシーンの後半を盛り上げるために敢えて音楽を外したのだろうが、
前半は異なるアレンジで(せっかくモロッコなんだからそれ風アレンジとか?)いいから、
うすーくでも入れておけば良かったのに。
全体的に、この監督は、演出、盛り上げ方他が、稚拙でヘタクソなのだ。
調べてみると、トム・クルーズの「アウトロー」「ヴァルキリー」なんかの脚本家兼監督なのか。
本職じゃない人に、MIシリーズはつらいんじゃないかなあ。
その脚本自体も凡庸な出来なわけだし。
クライマックスも、ああこのプロットで最後盛り上がるのね!と思ってみてるいると、
作戦はあっさり完了、アクションも殆どなく、ラスボスもあっさり1対1で霧の中へ。。。。
完全な消化不良、肩すかしに終わってしまうヒドイ出来だ。
テンポが悪く、シナリオの構成も悪いわ、ディテールも悪いは、アクションもショボイわで、
でもこれ完全に、監督かプロデューサー(トム・クルーズ)のせいなんだよなあ、、、、
どうしたトム!
まあ、MI:6 への良いモチベーションになったんだと思えばよかったのかも???(笑)
『映画のチラシだけで観たも同然。』
【星の説明】
☆☆ 以上なら見ても損は無いでしょう。
☆☆☆☆☆☆ |
神!! |
☆☆☆☆☆ |
UNBELIEVABLE!! ベスト映画! |
☆☆☆☆ |
素晴らしい!ぜひ皆に勧めよう |
☆☆☆ |
面白い。見ましょう。 |
☆☆ |
なかなか面白い。 |
☆ |
見たければ見れば? |
- |
どーでもいい。 |
× |
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×× |
超クソ映画。 |
××× |
ふざけんな!作った奴誰だ! |
×××× |
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××××× |
もはや言葉にできない。 |
×××××× |
悪魔!! |
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