言わずとしれた2015年末の『スターウォーズ〜フォースの覚醒〜』のスピンオフ映画。
本編の周りには、さまざまな物語があったんだよってことで。

全体としてはスピンオフらしい感じだが、普通に楽しめるなかなか良い出来である。

前半のモチベーションのセットアップに少しもたつく感じがある。
しかし、昨年の本編ほどいろんな縛りがないからか、いろいろと自由にやってる部分も多くて、楽しさが多い。
トルーパーとの市街戦もなかなかだし、何よりも、艦隊戦のシーンは本編を超えた出来ではないだろうか。

自由にやっているからか、シナリオ上のロジックもスムーズでムリがなく、艦隊戦の最後もそれしかないだろうよ、という形で好感が持てる。
艦隊戦の画としては、少しマクロスフロンティアっぽいけどねw
ルーカス、日本好きだから（笑）

キャラも各々立っているし、いろいろわかりやすい。
地球人が多いのがちょっと気になるが、クリーチャー動かすための予算の関係か？（笑）
クロンボも良い感じ。
ただ、適役と父役がちょっとキャラ被って、見分けがつかないのが残念。
あの人とあの人のＣＧは、出色の出来かと。
ターミネーターの時にやったのと同じなんだが、これは、本編でもやるべき技術だったろうに。
みんな驚いたと思う。
本編の次回作に期待。

クライマックスシーンも、ハリウッド特有のＡシーンが無かったのも好感が持てる。
いつもオマエラ、簡単すぎんだよ（笑）

ラストシーンは、もうワンアイディアあったら、最後のハラハラになったかもしれないが、まあそれは贅沢な望みというものか。

あとどうでもいいが、入場時にもらえる折曲げられない厚紙のランチョンマットは
ジャマなことこの上ない。
それが目的の宣伝グッズなのだろうが。。。

全体的には、刹那的な雰囲気の今作は、アメリカンな昨年の本編よりも日本には受けるんじゃないだろうか。
こういうスピンオフは、今後もいくつも出して欲しい。
逆にこっちの方のファンが増えたりしてね。

スピンオフというと、「本編の出がらし」というイメージが強いが、なんのなんの。
本作は、本編以上に自由に楽しめる良い出来だと思います。

　　『下っ端のリアル。』

【星の説明】 ☆☆　以上なら見ても損は無いでしょう。

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